ナレッジ運用とレビューの進め方
ナレッジ運用とレビューの進め方
iknow.dev では LLM がナレッジの整理・更新を支援 し、専門家(オーナー・メンバー)が内容の正確性をレビュー します。このページは、その協業サイクルを回すための実務ガイドです。
運用サイクル(4 画面の回し方)
flowchart LR
A["ナレッジ一覧<br/>俯瞰・更新候補"] --> B["ナレッジエディター<br/>内容確認・修正"]
B --> C["チャット<br/>回答を試す"]
C --> D["利用分析<br/>引用・流入を確認"]
D -->|"改善"| A
C -->|"フィードバック"| A
| 画面 | 役割 | 主な操作 |
|---|---|---|
| ナレッジ一覧 | 全体俯瞰・陳腐化の発見 | 検索、最終参照日の確認、インポート、タグ整理 |
| ナレッジエディター | 内容の確認・修正 | セクション編集、コメント確認、関連ナレッジ、変更履歴 |
| チャット | ユーザー視点での検証 | 想定質問を投げ、回答と根拠ナレッジを確認 |
| 利用分析 | 実利用データの俯瞰 | 引用数・採用率で効いているページと穴を発見。要レビュー(陳腐化)の確認、レビュー済み消し込みも(No.3.4) |
ナレッジは一度書いて終わりではありません。一覧 → エディター → チャット → 利用分析 のサイクルを定期的に回してください。
ナレッジ一覧で見るべき指標
| 列 | 見方 |
|---|---|
| 最終更新日・更新者 | 最近手を入れていないページを洗い出す |
| 最終参照日・参照回数 | LLM が参照した日時(MCP 含む)。利用分析の引用数とは別 — No.5.8。参照が多いのに古いページは優先更新 |
| 関連・トークン | 関連ナレッジが少ない孤立ページの洗い出し、トークン量チェック。コメント付きセクションはエディターで確認 |
| No / タグ | 体系が崩れていないか、カテゴリが適切か |
オーナーとメンバーの役割分担
| 役割 | できること | 運用上の役割 |
|---|---|---|
| オーナー | ナレッジ編集、インポート、設定変更 | 最終判断・反映・公開設定 |
| メンバー | ナレッジ閲覧、セクションコメント | 現場知見のフィードバック、誤り指摘 |
| LLM(MCP) | 検索・下書き・追記・リンク整理(オーナー権限) | 日常メンテナンス、下書き、クロスリファレンス |
メンバーはナレッジを直接編集できません。コメントで指摘 → オーナーが修正、または MCP に修正を依頼 → オーナーが確認 が基本フローです。
セクションコメントの進め方
- メンバーがコメント — エディター各セクション下の「コメント」パネルから、誤り・不足・質問を書く
- オーナーが確認 — コメント付きセクションはエディターで目立つ。変更履歴とあわせて確認
- 修正を反映 — 手動編集、または「AI で修正」(非孤立コメントが指示文に合成される)
- 必要ならコメント整理 — 反映済みの指摘はオーナーが削除可能
コメントは見出しにアンカーされます。見出しを書き換えると 孤立コメント になるため、大きな見出し変更の前後でコメントを確認してください。
MCP によるメンテナンス
Cursor / Claude から、オーナーは自然言語で次のような依頼ができます。
| 依頼例 | 内部で使われる操作 |
|---|---|
| 「古い記述がないかナレッジを確認して」 | get-knowledge + ヘルスチェック |
| 「関連ナレッジを設定して」 | update-knowledge-meta の link_to |
| 「このセクションを最新手順に更新して」 | update-knowledge |
| 「新しい FAQ ページを作って」 | create-knowledge |
詳細は「Cursor / Claude から使う(MCP 連携)」を参照してください。
ヘルスチェック(LLM による品質レビュー)
MCP の get-knowledge でナレッジを取得すると、条件に応じて ヘルスチェック用シグナル が返ります。
| シグナル | 意味 |
|---|---|
should_review |
レビュー推奨。true のとき LLM が内容を確認 |
is_orphan |
関連ナレッジが 0 件(孤立ページの可能性) |
cross_reference_candidates |
内容が近いのに未リンクのページ候補 |
days_since_update |
最終更新からの経過日数 |
LLM が問題を見つけた場合、MCP の add-comment(source="health_check")で 🩺 バッジ付きコメントが付きます。オーナーはエディターで確認し、必要な修正を行ってください。
ヘルスチェックは 自動修正しません。指摘を確認して、人が判断する設計です。
定期レビューのチェックリスト
| # | 確認項目 |
|---|---|
| 1 | 最終更新から時間が経ったページに、古いバージョン・日付の記述がないか |
| 2 | 関連ナレッジリンクが不足していないか(相互参照) |
| 3 | 同じ内容が複数ナレッジに分散・矛盾していないか |
| 4 | コメント・🩺 健診コメントが未対応のまま残っていないか |
| 5 | チャットで代表的な質問を試し、回答と根拠ナレッジが適切か(効かないときは No.5.9) |
| 6 | 利用分析で採用率の低いナレッジ(赤字行)を洗い出し、見出し・関連リンクを見直したか(No.3.4・No.5.8) |
| 7 | GitHub 連携ナレッジに「更新あり」が出ていないか(一覧画面) |
GitHub 連携ナレッジの更新
GitHub からインポートしたナレッジは、リモートの最新 SHA と差分を検出できます。
- 一覧画面で 「更新あり」 を確認
- 「インポート元から更新」で再同期
- 差分をナレッジエディターで確認し、意図しない上書きがないかチェック