エージェント構成の継承
エージェント構成の継承
エージェント設定の 「構成の継承」 は、別のエージェント(継承元)のオーナー/メンバー構成を ライブ継承 する機能です。多数のエージェントで同じメンバー構成を使い回したり、人の入れ替わりを 1 か所の変更で全継承先へ反映したりするために使います。
設定場所: エージェント一覧 → エージェント設定(カードのメンバー数ボタンからも開けます)→「アクセス権」セクション(オーナーのみ)
概要
- 継承を ON にすると、継承元のオーナー/メンバー構成がそのまま引き継がれます(ライブ継承)
- 継承元のロスターを変更すると、継承先にも自動で反映されます
- 継承中は継承先でオーナー/メンバーを個別に編集できません(増減は継承元側で行う)
- 継承は深さ 1 のみ(連鎖禁止)。継承元自身が継承しているエージェント、または他から継承元になっているエージェントは選べません
設定方法
- エージェント設定を開く(エージェント一覧のカードでメンバー数をクリック)
- 「アクセス権」 セクションの 「構成の継承」 トグルを ON にする
- 継承元エージェント をセレクトから選択する
- 「変更を保存する」 で確定
継承 ON 時は inherits*from*agent_id のみ送信し、オーナー/メンバー ID は送りません(継承 OFF 時は従来どおり個別指定)。

継承元を選べる条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| オーナーであること | 自分がオーナーのエージェントのみ(メンバーのみは不可) |
| 継承していないこと | それ自身が別エージェントを継承していない |
| 自分自身は不可 | 編集中のエージェントは候補に出ない |
| 継承元になっていないこと | 他エージェントの継承元(has_inheritors = true)は「構成の継承」を ON にできない |
候補が 1 件もない場合は、その旨がセレクト欄に表示されます。
継承中の制約
| 操作 | 継承中の挙動 |
|---|---|
| オーナー/メンバーの追加・削除 | 不可(設定画面のチップ UI が非表示) |
| メンバー自身の退出 | 不可(エージェント一覧の退出ボタンが無効化) |
| セルフジョイン(パブリック) | 不可(継承中エージェントへのメンバー API は 422) |
| 公開範囲の変更 | 継承元がプライベートの場合は強制プライベート(公開トグルが無効化) |
継承中のメンバー増減は、継承元エージェントの設定画面 で行ってください。変更は継承先へ自動反映されます。
マイエージェント一覧での見え方
継承中のエージェントは、カードの Owner / Member バッジの前に 継承アイコン が表示されます。メンバー数ボタン(退出)は無効化されます。
公開範囲(パブリック/プライベート)との関係
非公開ロスターの公開漏洩を防ぐため、継承元の公開範囲によって継承先の扱いが異なります。
| 継承元 | 継承先の公開範囲 | 自動変更 | UI |
|---|---|---|---|
| プライベート | 必ずプライベート | 継承元選択時に自動でプライベート化。継承元を後から非公開化した場合も継承先を強制非公開化 | 公開範囲トグルを無効化しヒント表示 |
| パブリック | パブリック/プライベートどちらでも可 | なし(継承先の既存設定を維持) | 公開範囲トグルは有効のまま |
継承元がパブリックの場合
- 継承先をパブリックのまま継承を有効にできる(公開継承元 ← 公開継承先)
- 継承先をプライベートにしてから継承を有効にすることもできる
- 継承元を選んでも、継承先の公開設定は自動では変わらない
継承元がプライベートの場合
- 継承先もプライベート必須(違反時は保存エラー)
- 継承を維持したまま継承先を公開に切り替えることは不可
- 継承元を後から非公開化した場合、公開だった継承先は自動的にプライベートへ切り替わる
よくある誤解: 「継承元がパブリックなら継承先も自動でパブリックになる」→ 誤。自動変更はプライベート継承元側の一方向制約のみです。
継承の解除
「構成の継承」トグルを OFF にして保存すると継承を解除できます。解除後はオーナー/メンバーを個別に編集できるようになります。
| 継承元の公開範囲 | 解除時のロスター(owner_ids / member_ids 省略時) |
|---|---|
| パブリック | 解除時点のロスターをスナップショットとして保持 |
| プライベート | 非公開名簿の漏洩防止のため、操作者を単独オーナーにリセット |
継承元エージェントが削除されたとき
継承元が削除されると、継承先の継承リンクは自動的に解除されます。解除後のロスターは上記「継承の解除」と同じ扱いです。
- 継承元がパブリックだった場合:削除時点のロスターをスナップショットとして保持
- 継承元がプライベートだった場合:継承先を単独オーナー(既存オーナーの先頭)にリセット
いずれの場合も「オーナー 1 名以上」は維持されるため、継承元が消えてもエージェントが管理不能になることはありません。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 継承中にメンバーを追加したい | 継承元エージェントの設定画面で追加する。継承先へ自動反映される |
| 複数段の継承(A→B→C)はできる? | 不可。深さは常に 1 |
| 継承元を公開にすれば継承先も公開にできる? | 継承元がパブリックなら継承先は自由に選べる。プライベート継承元の間は継承先を公開にできない |
| Blocs 管理画面から設定できる? | 不可。エージェント設定(API 経由)のみ |